誰にでもやってくる介護問題
人は40−50代になると、集まると親の介護問題が話題になります。それは、ほぼどんな家族にもやってくるステージ。
介護となると、綺麗事だけでは済まされません。トイレのお世話が一番大変なのだと思います。そういう意味でも、看護師さんたちって本当に偉い!と思わざるを得ません。
アメリカの病院で驚いたこと
最近、ロサンゼルスの病院に親族のお見舞いに行きました。1日中付き添っていて観察していたのですが、いくつか驚いたことがあったので記載しておきます。
1)TVスクリーンがベッド正面の壁に取り付けてある
2)お食事を十分に食べられないと、何だったら食べられるかオーダーを聞いてくれる!
3)コーヒーがついてくる
コーヒーがついてくるのは???でしたが、特にお食事に関してびっくりしました。
その日は朝はフレンチトースト、ランチはチキンとグリーンの入ったクリームショートパスタ。
どちらも叔母は食欲がなく、あまり食べられなかったのですが、私が見る分には十分美味しそうに見えます。
しばらくすると電話がなり、何かと思えば栄養士さんからの電話でした。
何だったら喉を通りそうか聞いてくれるのです。叔母はマッシュポテトとコンソメスープ、そしてコーヒーの代わりにカモミールティーをリクエスト。
もしかしたら、個室だったから、どの病室でも同じではないのかもしれません。しかしながら、そういう選択があるのはありがたいなあ、と思いました。
看護師さんは本当に偉い!
これはロサンゼルスでも日本での母の入院でも経験しましたが、オムツの取り替えや、汚してしまったシーツなどの入れ替え、1日になんども起きる予想しない出来事などにビクともせず、淡々と働く看護師さんたち。
プロフェッショナルだから当たり前、とかではない、心からの奉仕の姿だと思いました。
一方、入院している時には看護師さんがお世話してくれますが、家に帰るとその苦労は家族にのしかかります。
それを嫌々ではなく、愛情を持って世話できるかどうか・・・・。
人生最後のステージで支え合えるかどうか?
今は一人暮らしの老人も増えていると聞きます。そして、現在シングルを謳歌している人も増えています。
若い時はいいけれど、お互いに支え合わざるを得ない時こそ、夫婦の真価が問われるのではないでしょうか。
結婚する時には、老後の世話なんて想像もしないけれど、いつかやってくるその時。自分が先に弱るかもしれないし、相手かもしれない。
究極的に、人々は支え合わないと生きていけないのではないかな?と思うこの頃です。